民間の学童保育施設の中には、22時まで子どもを預かってくれるところがあります。入退室の状況は通知サービスで知らせてくれます。

公立にはない付加価値を求めるなら民間学童保育施設がおすすめ

文科省や厚労省などの管轄や運営の方法に応じて、学童保育は三つの大きなグループに分けられます。それぞれに特徴があります。一番目のグループは文科省が管轄する放課後子ども教室、二番目のグループは厚労省が管轄する放課後児童クラブ、そして三つ目が民間法人などが管轄する民間学童保育施設です。各学童保育は、その目的、実施・運営場所、従業員・スタッフによって異なる特徴があります。文部科学省管轄の放課後子ども教室は、地域住民との交流を通して、学習、スポーツ、文化、芸術などの活動を目的としています。主な実施・運営橋は小学校で、地域のボランティアなどが子供を指導、保護する役割を担っています。
仕事や家庭の事情で家にいられない児童のために、厚労省が管轄する放課後児童クラブがあります。ここでは、小学校や公民館などの施設を使って、遊んだり生活したりする場所を提供しています。放課後児童支援員や保育士などの資格を持った人がスタッフとして働いています。一方、民間の学童保育施設は、遊びや生活だけでなく、学習や教育も重視しています。スポーツや音楽や英語などの様々なプログラムや、夕食の提供や24時間の対応などのサービスがあります。これらは、公的な学童保育にはない特徴です。学童保育にもっと価値を求めるなら、民間の学童保育施設がいいでしょう。

民間学童保育施設は共働きの家庭の強い味方

働くお母さんにとって、民間の学童保育施設は公的な学童保育よりも自由度が高くてありがたいサービスがいっぱいです。一つは運営時間です。公的な学童保育は19時までがほとんどですが、民間の学童保育施設は都会では22時まで子どもを預かってくれるところもあります。フルタイムで残業もあるお母さんにはぴったりです。もう一つは送迎サービスです。学校と学童保育施設の間に距離がある場合には、オプションで追加できるところもあります。さらに、多くの民間の学童保育施設はアプリやメールで入退室の状況を保護者に知らせてくれるサービスがあります。職場からでもお子さんがどこにいるかリアルタイムでチェックできるので心配ありません。
長期休暇のときにも民間の学童保育施設はお母さんにとってありがたいサービスがあります。一つは給食やお弁当です。夏休みや冬休みなど学校が休みのときには給食がないので、お弁当を作って持たせる必要がありますが、朝から晩まで仕事で忙しいお母さんにとってはお弁当作りは大変な負担です。民間の学童保育施設では給食やお弁当が提供されるところが多いので、お母さんは助かると感じています。もう一つは習い事です。学童保育施設で習い事をオプションで選べるところも多く、教育的な役割も果たしています。

子供の教育を考えるなら民間学童保育施設

仕事や家庭の事情で家にいられない親の代わりに、子どもを放課後や長期休みの間に預かってくれる施設が学童保育です。学校がおわったあとや親がいないときに、子どもが安全に楽しく過ごせる場所であり、生活の場でもある学童保育は、子どもにとっても親にとっても大切な存在です。学童保育は、利用者の増加によって、いろいろな運営の仕方に分かれています。一つは、公立の施設で公立が運営する施設、二つは、公立の施設で民間が運営する施設、三つは、民間の施設で民間が運営する施設で、この中で7割が民間が運営する施設の民間学童保育施設です。
利用料には民間の学童保育施設と公立の学童保育との間に大きな違いがあります。公立の学童保育はおやつ代のみで5,000円程度ですが、民間の学童保育施設は30,000円～50,000円程度もします。利用料が高いのは、民間の学童保育施設は学習塾やスクールや習い事の教室と同じような役割も担っており、学習プログラムや各種サービスが豊富にあります。子どもの教育も目的とするなら、民間の学童保育施設がいいでしょう。